七夕神社(媛社神社)

祭神は、織女神しょくじょしん棚機神たなばたしん)と媛社神ひめこそしん。正式名称は媛社神社で、地元では親しみを込めて「七夕さん」と呼ばれています。その歴史は古く8世紀頃に記された「肥前国風土記」にも登場しているほどの古社です。以来1300年にわたって地元の氏神として信仰。この地では織物が盛んで「棚機津女(たなばたつめ)」という織物の女神を信仰。この信仰と中国より伝わった七夕物語が混然して、棚機(七夕)神社として親しまれるようになったと言われています。

七夕神社の夏まつり 毎年8月7日(旧暦七夕)

七夕神社では7月7日より七夕月間に入り、新暦8月6日~7日には七夕夏まつりが行われます。

前夜6日のヨドでは、夕方から子ども神輿や獅子が大崎区の各氏子宅を回る伝統行事が行われ、境内には全国から送られた願いを書いた短冊が飾られます。短冊は、8日に神主からお祓いを受け、境内でお焚き上げが行われます。

織女神(棚機神)

織女神は「万幡秋津師比売命よろずはたあきつしひめのみこと命」。

万幡とは沢山の機で織られた織物で、秋津はトンボの羽のことです。つまり「トンボの羽のように薄い織物を織る人」という意味。名のとおり機織りにすぐれた技能を持った神様と伝えられています。

古代では神を迎える祭りに、織物は重要な役割を担っていました。そのため布を織ることは女性にとって神聖な仕事であり、女性の信仰を集めた神であったと思われます。

媛社神

媛社神は「饒速日命ひぎはやひのみこと」であり、かつてこの筑後一帯に土着し、後に豪族となった物部一族の祖先です。(織女神はこの尊の母神)。七夕神社の二の鳥居には、「磐船神社」・「棚機神社」と併記した額があります。

「磐船神社」は、天照大神の御子である天忍穂耳尊と万機秋津比売命よろずはたあきつしひめのみこととの間にお生まれになった神である「饒速日命」を船の神・海上交通守護の神として信仰しています。神社の所在地である大崎は、太古の時代、宝満川の河口ないし有明海の奥深いところに突出した大きいみさきであり、船を唯一の交通手段とした古代人にとっては、このみさきに海上交通守護、船の神である饒速日命を祀ったことも考えられます。

恋人の聖地

平成25年10月に七夕神社は、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットとして「恋人の聖地プロジェクト」に選定されました。全国で123番目、県下4番目の選定です。翌年4月には、神社境内に「恋人の聖地」銘板が設置されました。

新しい御守りができました

神様のご分霊が宿る依代で、持っている人に幸運を運んでくれたり、様々な難から守ることが出来るよう願いを込めて作成されています。ご購入希望者は御朱印授与日に社務所で賜ります(1体1,000円)

筑後地方では、子が7歳になる歳(小学校1年生の月遅れの七夕の日 8/7)に大きなスイカをお供えする風習があります。スイカには天の神様たちが宿られ、子供が元気に育ち様々な才能を伸ばしてくれると信じられてきました。このスイカのことを「七夕スイカ」と言います。スイカは、大きければ大きいほど良く、重さ15㎏くらいが目安とされ「つるのように伸び伸びと、玉のように丸々と育ってほしい」という願いを込め、つるの付いたスイカを小学1年生がいる家庭に贈る風習があり、祖父母が孫に贈ることが多いといいます。

年鑑祭事暦

1月1日 歳旦祭

7月7日 御願立祭

8月6日 神輿巡幸

8月7日 七夕祭り

8月8日 短冊焚上祭

10月第一土曜日 御願成就祭 10月16日 例祭

★御朱印は、毎月第1日曜日と7月7日、8月7日

【住所】小郡市大崎1
【アクセス】西鉄大牟田線「小郡駅」より徒歩25分
甘木鉄道「大板井駅」より徒歩10分
筑後小郡インターより車で10分
【TEL】小郡市観光協会
0942-72-4008
【歴史について】小郡文化財課
0942-75-7555
【御朱印について】
【短冊奉納について】
宮総代(松尾氏)
070-2341-7787