今年も沢山のご応募ありがとうございました。令和6年10月25日(金)に選句会を行い、入賞作品を決定いたしました。
●一般の部(高校生以上)937句、うち予選通過句37句より選考
●中学生以下の部1000句、うち予選通過句47句より選考
選者ご紹介
小郡市長 | 加地 良光様 |
俳誌「水輪」会員 俳人協会会員 | 荒金 久平様 |
小郡市教育委員会教育長代理(教育部長) | 熊丸 直樹様 |
小郡市立三国中学校 | 矢野 晴一様 |
西日本新聞社 久留米総局長兼小郡支局長 | 入江 剛史様 |
一般社団法人小郡市観光協会会長 | 松本 浩 |
応募作品総数
〇一般(高校生以上)の部・・・937句
〇中学生以下の部・・・1,000句
●総計・・・1,937句
第14回七夕俳句入賞句の発表
『一般の部(高校生以上)』
【賞名】 | 【俳句】 | 【氏名または俳号】 |
小郡市長賞 | 笹飾り溢れる愛のエンブレム | かた こりこ |
小郡市教育長賞 | 孫二人曾孫三人星祭 | 古賀 紀子 |
小郡市観光協会会長賞 | 宝満の滔々たるや星月夜 | 奥野 泰子 |
入 選 | 天の川飢えと戦火の子らのおり | 鎌田 誠 |
入 選 | 梶の葉の歌に夜雨の掛かりけり | 安田蝸牛 |
入 選 | 手を振って待つ人もなし天の川 | 大藤 哲生 |
入 選 | 七夕や曽孫の育つすこやかに | 松吉 良信 |
入 選 | 濁流は澄んで水面の天の川 | 花散葉(カサンヨウ) |
『中学生以下の部』
★秋の季語「七夕」の季節感と表現に差がある作品も含まれますが、総体的に判断し選考させていただきました。
【賞名】 | 【俳句】 | 【氏名または俳号】 |
小郡市長賞 | ささの葉がさらさらさらりすずしげに | 田島 翔 |
小郡市教育長賞 | 背のびして短冊結ぶや上のほう | 埋星(ウメボシ) |
小郡市観光協会会長賞 | 七夕におぼえたかん字ふえました | 有馬 羽琉 |
入 選 | うきわしておよいでみたいなあまのがわ | 清水 絵都 |
入 選 | 七夕の吹流しもて街充たす | 石川 アンジュ |
入 選 | 織姫と似てる所は幸せ度 | 上原 湊 |
入 選 | 織姫の気持ちはいつも空模様 | 橋本 俊太郎 |
入 選 | 眼前に星溢れけり草の上 | しげまる |
★入賞作品につきましては、イオン小郡ショッピングセンター内「おごおり情報プラザ」でも、11月31日まで掲示・発表しています。
予選通過句
<予選句通過は下記の通りです>
※選者より手直しが入っている場合があります。
『一般の部(高校生以上)』
1 | 七夕や発車メロディ憎らしき |
2 | 天の川飢えと戦火の子らのおり |
3 | 朝露で溶く墨匂う星祭り |
4 | 梶の葉の歌に夜雨の掛かりけり |
5 | 七夕やファミレスを出る二十五時 |
6 | 切り出せる笹香わしき星祭 |
7 | 蔀戸を開け星の歌満る宮 |
8 | 宝満の滔々 たるや星月夜 |
9 | 七夕や骨壺の位置ゆるぎなし |
10 | 天の川ここも値上げの渡し賃 |
11 | 手を振って待つ人もなし天の川 |
12 | 金婚も過ぎし縁や星今宵 |
13 | 七夕や曽孫の育つすこやかに |
14 | 孫二人曾孫三人星祭 |
15 | たわいなき願ひを記す星祭 |
16 | 夜風吹く猫が見つめる天の川 |
17 | 七夕や刹那刹那をかみしめる |
18 | どの子らも翔平めざす星まつり |
19 | 星祭る街には親し鵲 |
20 | 臥す妻の代筆結ぶ星祭 |
21 | 七夕に見えない人が見えてくる |
22 | 指切りの白き手の先天の川 |
23 | 園児らのバスにお絵描き星祭 |
24 | 笹飾り溢れる愛のエンブレム |
25 | 卒論の推敲終へて星今宵 |
26 | 七夕にラムネ一本見つめ合う |
27 | ガラス片波に角消え星今宵 |
28 | 天の川どれほど遠へ子ら行かん |
29 | 朝まだき鵲の橋目指すかな |
30 | ヘアゴムの弾けてデート星まつり |
31 | ショッピングモールや七夕竹しなう |
32 | 待ちわびし刹那 の時間永遠 になれ |
33 | 髪を切り妻と二人の星祭 |
34 | 快晴の時ぞ溢るる天の川 |
35 | 濁流 は澄 んで水面 の天 の川 |
36 | 七夕や父の遺品の恋日記 |
37 | 星の夜のももとせ姉の金メダル |
『中学生以下の部』
1 | うきわしておよいでみたいなあまのがわ |
2 | 七夕に世界平和を願うぼく |
3 | とりあえずあの子の短冊サッと見る |
4 | 糸電話心をつなぐ願いの糸 |
5 | 見上げれば星合いの空包まれて |
6 | 天の川いつかはぼくもわたりたい |
7 | たんざくの願いよかなえ天の川 |
8 | ささの葉がさらさらさらりすずしげに |
9 | 宝満の夜にかがやく二つの星 |
10 | 七夕だ願いを書くぞ平和なれ |
11 | 笹の葉に雨の滴る夏の朝 |
12 | 七夕や町いっぱいの願い事 |
13 | 七夕や遠くで聞こえる虫の声 |
14 | 天の川たくさん話そうこの夜を |
15 | あまのがわ見上げる心熱くなる |
16 | 僕だって会ってみたいよ織姫に |
17 | 星のうたぷつぷつしてるたまごやき |
18 | 秋の夜の水面に映る星屑や |
19 | 書ききれぬ夏の思い出五七五 |
20 | 星今宵願いの糸を繋げよう |
21 | 七夕の吹流しもて街充たす |
22 | 七夕のねがいはひとつけんこうに |
23 | ゆめの中天ノ川でね泳ぎたい |
24 | たんざくにねがいをつけてあはははは |
25 | 食べてたら頭北きょくかき氷 |
26 | 星祭り目までかがやく弟と |
27 | 織姫と似てる所は幸せ度 |
28 | 天の川夜空にかがやく星の海 |
29 | 天の川星々地球を守ってる |
30 | ながれぼしのっていきたいあまのがわ |
31 | 金平糖ならべて作る天の川 |
32 | 天の川まるで夜空のカーテンだ |
33 | かぶとむしほしいとほしにねがいごと |
34 | 七夕におぼえたかん字ふえました |
35 | たなばたさんことばのれんしゅうがんばるよ |
36 | 給食の七夕ゼリー星一つ |
37 | 鮮明に瞳に映りし天の川 |
38 | 天の川や大草原にてただ1人 |
39 | 袖壁にうっすら響く花火かな |
40 | 背のびして短冊結ぶや上のほう |
41 | 織姫の気持ちはいつも空模様 |
42 | 河川敷一人寝転び天の川 |
43 | 眼前に星溢れけり草の上 |
44 | 秋の夜に揺れる笹の葉子らの声 |
45 | 短冊に願いを込める星祭 |
46 | 星の下風に揺れる世界平和 |
47 | しあわせをみんなが願う星月夜 |