食でつながる日本の文化認定事業

㈱RUSH FARM視察

令和5年11月28日(火)2日目の視察先「株式会社RUSH FARMラッシュファーム」さんを訪れました。
小松菜や水菜、チンゲン菜、リーフレタス、ホウレンソウなどの葉物野菜を中心に、きゅうり、ナス、ジャガイモ、ニンジン、オクラなどの定番野菜のほか、多種のハーブ栽培、希少なライム栽培と商品開発など幅広く手掛けていらっしゃる会社です。露地栽培や屋根型ハウス、丸屋根テントハウスなど、広い自社農場を車で移動しながら、視察させていただきました。(栽培野菜は一部をご紹介)

RUSH FARMさんの手がける作物は、自社開発したシステムに野菜の生育状況などのデータをクラウド集約し、栽培管理の効率化や労働生産性の向上を図るなどスマート農業を行う部分と、品質保持のため手作業にこだわる部分と、「良いものをお届けしたい」という「思い」がベースになったもの。

大切に育てられた希少なライムやハーブで作られた商品もまた、ご家庭の食卓やお店で「皆さんが笑顔になってもらえたら」そんな、あたたかいRUSH FARMさんのメッセージが込められたものです。

広大な ほ場に沢山の可能性を感じながら、全国から手を挙げ集まってくださった*CLUB RED所属の優秀な料理人の皆さんと一緒に、代表取締役の永利侑太朗ながとしゆうたろうさんの話を伺いました。

この辺りは台風や水害の影響を受けやすく、豪雨の時には胸あたりの高さまで浸かったことがあるそうです。

温室で管理されているキュウリのハウス。スタッフのメガネのレンズが両方とも曇った姿を見て、思わず笑いが。カメラのレンズも一瞬で曇りました。

ハーブ栽培のハウスへ移動し、1棟ずつ中に入って香りの違いを確かめました。好みのハーブや、嗅いだことのある香り、珍しい香りなど様々です。ハーブだけでも52種類あるそうです。

事務所に移動し、永利さんがいれてくださったハーブティの味や香りを実際に試します。カフェインのないレモンバーベナのほか、月桃、少し甘めのスイートリコラミント、アーユルベーダーでは一番重要とされるホーリーバジルなど。

レモングラスは、緑茶とブレンドするのも良いそうです。

モヒートを感じるイエルバブエナ。

そして、この日のランチタイムは、RUSH FARMさんのご好意により野菜をメインにしたお料理を準備していただきました。前日が鴨肉のお料理だったので、お野菜を中心に!と考慮してくださったお料理です。

「プロの料理人の方にお出しするから緊張する」とおっしゃっていましたが、見た目もおしゃれで、お野菜本来の美味しさが引き出された優しいお味にホッとしました。細いパスタで作られた汁物は、ライムのさわやかな香りが広がり、お腹も心も満たされる美味しさでした。

お土産でいただいたライムを手に記念撮影。

左からご紹介
新内彰さん(マナーハウス島津重富荘)、堀中翔太さん(ホテル椿山荘東京)、土肥秀幸さん(la Maison de GRACIANI)、新田周平さん(八芳園・警固神社)、小栗直哉さん(八芳園・警固神社)、永利侑太朗さん(㈱RUSH FARM)、川野孝太さん(中国料理川)

株式会社RUSH FARM

【住所】小郡市干潟1110
【電話番号】0942-65-5078
【ホームページ】https://rushfarm.net/