大中臣神社(市指定有形文化財(建造物))

昭和45年に県天然記念物に指定された将軍藤と、市の有形文化財に指定された三間一戸(柱が4本で扉が中央に1箇所)、入母屋造いりもやづくり、瓦葺の和様唐様の楼門で有名。人が通る部分(中通り)には南に牡丹、北に菊が彫られた虹梁こうりょうが設けられ、隅柱には動物の透かし彫りも見られます。屋根は正面が桟瓦葺さんかわらぶき、妻側が本瓦葺で造られています。

現存する楼門は天保年間に再建されたものですが、創建自体は古く、江戸時代前期と推定。
平成3年に市の文化財指定を受け、平成4年度に解体修理を行い、戦前にはあった回廊と透塀すかしべいの一部を復元し現在の姿になりました。

●市指定有形文化財(建造物)

将軍藤まつり

大保原合戦で重傷を負った征西大将軍 懐良親王かねよししんのう(後醍醐天皇の皇子)が、大中臣神社の加護で全快し、祭神への感謝の気持ちをこめて藤を献納し、自らの手で植えたと伝えられる樹齢660年と言われる将軍藤。4月中旬~5月上旬にかけて地元の保存会主催の「将軍藤まつり」が開催されます。

【住所】小郡市福童555
【アクセス】西鉄大牟田線「端間駅」より徒歩5分
【問い合わせ】小郡市観光協会
0942-72-4008
【歴史について】小郡市文化財課
0942-75-7555