日吉神社の御祭神は大山咋神おおやまいくのかみです。
境内には子猿を抱いた親猿の石像や、「見ざる」「聞かざる」「言わざる」の三猿の石像があります。また、ご神木である銀杏の木は、幹の途中から２本に分かれていることから「夫婦銀杏」と呼ばれており、この木の銀杏の実を食べると子宝に恵まれるという言い伝えがあります。

虚空蔵さん祭り

神仏分離によって、虚空蔵菩薩こくぞうぼさつをはじめ５つの石仏は、昭和６１年、境内に御堂みどうが建てられ祀られています。毎年１月13日と９月13日に開催されている「虚空こくぞうさん祭り」では、「幸運種銭こううんたねせん」をお借りし、商売の元銭にすれば商売益々繁盛、財布のなかに入れておけば小遣い銭に不自由しないと言われており、次回の虚空蔵さん祭りで「二倍返しの御礼」をすると良いと言われています。

①虚空蔵菩薩ー無尽蔵の「知恵」と「財宝」を入れることが出来る蔵を持ち、多くの人に「願い」を与える菩薩
②観世音菩薩ー諸人の救いを聞き届ける菩薩
③不動明王-悟りを得るための行者を背中の火炎で守る
④弘法大師-空海のことで、真言宗の始祖
⑤阿弥陀如来-浄土宗の教祖