如意輪寺 火渡り

如意輪寺かえる寺では、毎年1月17日に新年の息災を願う「初観音・柴燈護摩供(さいとうごまく)火渡り」が行われています。約45~46年前から行われている如意輪寺の「火渡り」は、1年を幸せに過ごすための新春行事として、県内外から毎年2,000人もの多くの参拝の方にお越しいただいています。

「火渡りの行」は、仁和3年(887年)に京都の金峯山で毒蛇を追い払うため「聖宝理源大師しょうぼうりげんたいし」が樹葉をいぶしたのが始まりとされる「柴燈護摩さいとうごま」に起源を発すると言われています。

直径2m・高さ3mほどに積み上げられたヒノキの枝葉を燃やし、その炎の中に僧たちが「護摩木(護摩修法のときに火炉に投じて燃やす木)」を投じ、ホラ貝や太鼓・鉦を打ち鳴らしながら御経を唱え、無病息災や家内安全などを祈ります。

御祈願後、ヒノキの枝葉が燃え落ちた残り火の上を僧侶たちに続いて、参拝の方にも裸足で渡っていただき、日常生活のなかで心が捕らわれていることや気がかりなことなどの捨てたほうが良い煩悩を、仏の「知恵の火」によって焼き尽くしてもらい、新たに自分自身が生まれ変わって生き直すことを御本尊様に約束するのが「火渡り修行」です。

【日時】
2024年1月17日(水) 10:00~本堂にて初観音法要 13:00~火渡り

【住所】小郡市横隈1728
【アクセス】●筑後・小郡ICより約10分
●西鉄大牟田線「三沢駅」より徒歩15分
●西鉄大牟田線「三国が丘駅」より徒歩18分
【TEL】如意輪寺
0942-75-5294
小郡市観光協会
0942-72-4008