第14回七夕俳句予選通過俳句

今年も沢山の七夕俳句のご応募ありがとうございました。予選通過された俳句をお知らせいたします。
選句会につきましては、10月下旬頃を予定しています。

〇一般(高校生以上)の部・・・937句
〇中学生以下の部・・・1,000句
●総計・・・1,937句

<予選句通過は下記の通りです>
※選者より手直しが入っている場合があります。

『一般の部(高校生以上)』

1七夕や発車メロディ憎らしき
2天の川飢えと戦火の子らのおり
3朝露で溶く墨匂う星祭り
4梶の葉の歌に夜雨の掛かりけり
5七夕やファミレスを出る二十五時
6切り出せる笹香わしき星祭
7蔀戸を開け星の歌満る宮
8宝満の滔々トウトウ たるや星月夜
9七夕や骨壺の位置ゆるぎなし
10天の川ここも値上げの渡し賃
11手を振って待つ人もなし天の川
12金婚も過ぎし縁や星今宵
13七夕や曽孫の育つすこやかに
14孫二人曾孫三人星祭
15たわいなき願ひを記す星祭
16夜風吹く猫が見つめる天の川
17七夕や刹那刹那をかみしめる
18どの子らも翔平めざす星まつり
19星祭る街には親しカチガラス
20臥す妻の代筆結ぶ星祭

21

七夕に見えない人が見えてくる
22指切りの白き手の先天の川
23園児らのバスにお絵描き星祭
24笹飾り溢れる愛のエンブレム
25卒論の推敲終へて星今宵
26七夕にラムネ一本見つめ合う
27ガラス片波に角消え星今宵
28天の川どれほど遠へ子ら行かん
29朝まだき鵲の橋目指すかな
30ヘアゴムの弾けてデート星まつり
31ショッピングモールや七夕竹しなう
32待ちわびし刹那セツナ時間永遠ジカントワ になれ
33髪を切り妻と二人の星祭
34快晴の時ぞ溢るる天の川
35濁流 は澄 んで水面 の天 の川
36七夕や父の遺品の恋日記
37星の夜のももとせ姉の金メダル

『中学生以下の部』

1うきわしておよいでみたいなあまのがわ
2七夕に世界平和を願うぼく
3とりあえずあの子の短冊サッと見る
4糸電話心をつなぐ願いの糸
5見上げれば星合いの空包まれて
6天の川いつかはぼくもわたりたい
7たんざくの願いよかなえ天の川
8ささの葉がさらさらさらりすずしげに
9宝満の夜にかがやく二つの星
10七夕だ願いを書くぞ平和なれ
11笹の葉に雨の滴る夏の朝
12七夕や町いっぱいの願い事
13七夕や遠くで聞こえる虫の声
14天の川たくさん話そうこの夜を
15あまのがわ見上げる心熱くなる
16僕だって会ってみたいよ織姫に
17星のうたぷつぷつしてるたまごやき
18秋の夜の水面に映る星屑や
19書ききれぬ夏の思い出五七五
20星今宵願いの糸を繋げよう
21七夕の吹流しもて街充たす
22七夕のねがいはひとつけんこうに
23ゆめの中天ノ川でね泳ぎたい
24たんざくにねがいをつけてあはははは
25食べてたら頭北きょくかき氷
26星祭り目までかがやく弟と
27織姫と似てる所は幸せ度
28天の川夜空にかがやく星の海
29天の川星々地球を守ってる
30ながれぼしのっていきたいあまのがわ
31金平糖ならべて作る天の川
32天の川まるで夜空のカーテンだ
33かぶとむしほしいとほしにねがいごと
34七夕におぼえたかん字ふえました
35たなばたさんことばのれんしゅうがんばるよ
36給食の七夕ゼリー星一つ
37鮮明に瞳に映りし天の川
38天の川や大草原にてただ1人
39袖壁にうっすら響く花火かな
40背のびして短冊結ぶや上のほう
41織姫の気持ちはいつも空模様
42河川敷一人寝転び天の川
43眼前に星溢れけり草の上
44秋の夜に揺れる笹の葉子らの声
45短冊に願いを込める星祭
46星の下風に揺れる世界平和
47しあわせをみんなが願う星月夜